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社労士試験における科目ごとの攻略ヒントです。
今回は「国民年金法」です。

<他の科目はこちら>
労働基準法
労働安全衛生法
労働者災害補償保険法
雇用保険法
労働保険徴収法
健康保険法

順番が逆!?

一般的に、社会保険労務士試験の社会保険科目では、「健康保険法」「国民年金法」「厚生年金法」の順番に学習することになります。
予備校のテキスト、市販テキスト共に、この順番になっているはずです。

一方で、社労士試験の本試験ではこの順番が違います。
「健康保険法」「厚生年金法」「国民年金法」の順になっているのです。
国民年金法と厚生年金法が逆になっているんですね。

これは、厚生年金法よりも先に国民年金法を学習した方が理解しやすいから、という配慮によるものなのでしょう。
この点については、私も、先に国民年金法を学んだ方がいいと思っています。

とはいえ、学習した科目と実際の試験科目の順番が違っていると違和感があるものです。
知らずに本試験を迎えてしまうと困惑してしまうかも知れません。
ですので、本試験では「厚生年金法が先にあること」を意識しておいた方がいいでしょう。

これはちょっと細かい部分かも知れませんが、一応気にしておいてください。

 

予備校講師と受験生の温度差

先ほども書いたように、本試験の国民年金法では、選択式・択一式ともに最終科目になっています。
スタミナ切れを起こしている状態で取り組まなければならない科目であるともいえます。
特に、択一式では3時間半の最後の科目ということもあって、集中力が切れている状態になっているはずです。

集中力が切れている状態だと、普段解けるような問題で読み間違いをしたり凡ミスをしたりしやすくなります。
実際に私も国民年金法で凡ミスした問題が2問ありました・・・

スタミナや集中力が切れるということはそういうことです。

また、年金法は基本を理解しているかどうかで難易度が大きく変わる科目でもあります。
勉強不足や応用問題に偏った学習で基本をおろそかにしていると、なかなか点数が稼げません。

予備校講師はその基本について理解しているものとして、試験後の総評でその年の本試験の難易度を決めたりするのですが、特に国民年金法の温度差が大きくなっている印象を受けます。
予備校講師は易しいと判断していても、実際の平均点はかなり低かった・・・
ということが、私の受けた令和4年度試験でありました。

スタミナ切れでやらなければならない科目であること、そして、基本的な事項がそもそも多くわかりにくいことが、予備校講師と受験生との温度差を大きくしているのでしょう。

予備校講師の、「国民年金法は比較的簡単な科目だ」という意見はあまり鵜呑みにしない方がいいと思います。

 

国民年金法の勉強法

基本的な論点の問題が多いのですが、最近は事例問題も多く、少しひねられている印象があります。
ですので、国民年金法で高得点を目指すというのはなかなか難しいかもしれません。

それでも基本事項、つまりテキストに書かれている部分の正確な理解は必須です。
これは厚生年金法の理解にも直結するところなので、多少時間をかけてでもじっくり取り組みましょう。

また、横断学習などとも言われますが、厚生年金法と比較しながらの学習も有効です。
2周目以降は常に厚生年金法と対比させて理解を深めていくようにするといいかもしれません。

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