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社労士試験の最初の科目

労働基準法というのは労働条件の最低条件を定める法律で、働いていれば必ず関係してくる法律です。

正社員はもちろんのこと、パートやアルバイトでもこの法律によって守られています。
そんなこともあって、法律のことをよく知らない人であっても「労働基準法」という法律名は聞いたことがあるのではないでしょうか。

そんな労働基準法ですが、社労士試験では最初に出題される科目になっています。

選択式・択一式ともに最初の科目となっていますし、市販テキストや各予備校の講義でも最初にくる科目です。

つまり、受験生が社労士試験の学習において一番最初に触れる科目であり、試験でも最初に解くことになる科目、それが労働基準法なのです。

学生時代のことを思い出して欲しいのですが、最初に習うところって気合いが入っているせいもあって記憶に残りやすかったりしませんでしたか!?

歴史なら縄文時代、数学ならシンプルな計算問題、化学なら元素・・・

これと同じように、労働基準法は大半の社労士受験生が熱意を持って取り組む科目だったりします。

それにプラスして、冒頭にも述べた通り、割と身近な法律ですので、労働基準法は社労士試験受験生にとって特別な科目といえます。

 

意外と難しい科目

特別な科目は点数が伸びやすいものですが、実はこの労働基準法で点数を伸ばすのはかなり難しいです。
というより、労働基準法がそもそも難しい教科なのです・・・

まず、範囲が想像以上に広いです。

条文の数はそれほど多くはないものの、1つ1つの条文の重要性が高く、ものによっては1つの条文で数時間の学習が必要になることもあります。

そして、「判例」という裁判所の出した結論や見解が本試験で重視されていることも労働基準法が難しい要因です。

裁判所が絡んだ事件というのは結構厄介で細かな事例が多いです。
法律である程度の決まり事があるにもかかわらず、揉め事が実際に起こったわけですからね。

これらの事情が重なり、労働基準法の難易度はかなり高いものとなっています。

労働基準法で満点を取ることは難しいのです。

 

労働基準法の対策

では受験生はどのような対策を取るべきなのでしょうか。
この点について少し解説します。
(個人的な意見になりますので参考程度に)

まず、労働基準法の学習は完璧に近い状態まで仕上げましょう!

難しい科目とはいえ、ほとんどの受験生にとって特別な科目であることも事実です。
労働基準法で手を抜いてしまうと他の受験生と差が開いてしまいます。

多くの受験生は、最初の科目である労働基準法の学習を熱量を持った状態でしています。
テキストに載っているような問題でのミスは極力避けるようにしたいところです。

また、テキストに書かれていることを覚えるのは当然として、それに加えて重要な判例も押さえておく必要があります。

判例は、結論を覚えるだけでなく、何が争点になっているのかをチェックすることが重要です。
加えて、可能であれば、判決文特有の言い回しなどについても確認しておくと効果的です。
試験ではそういった特有の言い回しの部分からの出題が目立っています。

そして、暗記ではなく理解することを意識してください。

法律の学習というのは、規定を丸暗記するだけでは足りません。
なぜそのような規定があるのか、そういう制度趣旨を理解することでようやくスタートラインなのです。

具体例がぱっと思い浮かべるようになるようになれば理解が進んでいる証になります。
これくらいの理解度までしっかり学習するようにしましょう。

最後に、模試などで点数が取れなくても必要以上にヘコまないメンタルを持ちましょう。

本試験では、必ずみたことも聞いたこともないような難しい問題が出題されます。
強靭なメンタルが要求されるのです。

本試験ではおそらく最初に解くことになるであろう労働基準法でメンタルがやられてしまうと、社労士試験全体の出来に悪い影響を及ぼしてしまいます。

結果に結びつきにくい科目であることを頭の片隅に入れて学習することが大切です。

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